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●子供の幽霊のおはなし

私がお世話役をさせて頂いている大國之宮神社さんで面白いお話しをお伺いしてきました。以下にご紹介致します。

 

◆昨年のお盆慰霊祭が過ぎてまもなく、東京の方より「おかげさまで子供の幽霊が消えました」とお礼の電話をいただきました。その方は四歳の女の子を持ったお母さんです。事の初めはお父さんの電話からでした。幼稚園年少さんの娘さんが最近、ままごとをするのに、いつも同じ子の名を呼んで遊ぶのだそうです。そのうちにスーパーに買い物に行った際、お菓子などを買ってあげると「○○ちゃんのも!」と言って手を出すようになったそうのです。その子、誰?と聞くと、いつも家の中にいる子だよと答えたそうです。娘に何かが憑いているのでしょうか?といった内容でした。さっそく霊査しましたところ、その方たちの家が建つ前にあった古い家に憑いている子供の霊でした。またその土地に関わる霊魂も見えるので供養することをお勧めしました。

しかし、どうしても仙台まで来る時間がとれなくて、ということでした。遠隔祈祷でお願いしますということなので、お盆慰霊祭の時にお供物を供え、神様にお祈り申し上げました。そのあとに御礼のお電話をいただいたのですが、最近娘がままごとをしなくなったので、ご主人さんがつい「あの子はどうしたの?」と聞いたところ、娘さんは「もういないよ」とのこと、どうして?と聞くと「出て行ったよ」と答えたそうです。

さらに「さよならはいったの?」と聞くと「黙って玄関から出ていったよ」と本人はケロッとしていたということです。それ以来、以前の通りの娘に戻りました、との感謝のお電話でした。