
「古屋を取り壊して更地にすると固定資産税が6倍に増えてしまう」という話を聞いたことがある人も多いことと思います。
反面、住まなくなった家を放置したままでいると、放火や不審者、または台風などで飛ばされた屋根などがご近所に迷惑をかけてしまう。等々どうしたらよいかお悩みの方も多いと思います。
この問題を、事業として解決できないか検討してみたいと思います。
最初に具体的に古屋を取り壊した場合の税金を計算してみましょう。
≪税金面≫
例として仙台市の住宅地で考えてみます。
土地・180㎡(約54.4坪) 固定資産評価額 800万円
建物(木造)築40年 固定資産評価額 250万円
●そのまま維持した場合の税金(固定資産税と都市計画税)
〈土地〉
800万円×1/6×1.4%+800万×1/3×0.3%=約2.65万円
〈建物〉
250万円×1.4%+250万×0.3%=約4.25万円
合計 6.9万円
●更地にした場合の税金(固定資産税と都市計画税)
800万円×1.4%+800万円×0.3%=約13.6万円
(つまり解体すると6.7万円税金が増えます。)

≪次に解体して駐車場にした場合を計算します。≫
解体費用は木造の場合、坪約5万円です。(重機が入らず手作業の解体の場合、若干高くなります。)
建物が約30坪としますと解体費用は約150万円です。
駐車場に整備した場合、玉砂利き敷きとトラロープ、Noプレートなどで30万程度見ればよいでしょう。
駐車場にした場合、車1台分の面積は約5坪です。
54.4坪の敷地ですと約10台の駐車場になります。
住宅地の月極駐車場は、5,000円位と思いますので、満車の場合毎月5万円の収入になります。
≪銀行ローンの利用≫
解体して駐車場に整備しますと、諸経費を見て約200万程度になります。
これを、銀行からリフォームローンとして借入しますと
月々の返済は約¥17,694円(10年ローン・料率1.2%変動)
・・・・結論・・・・・・・・・
いかがでしょうか。古屋を取り壊し駐車場に整備した場合、年間約60万円の収入になります。
固定資産税の増加分、約6.7万円は簡単に吸収できます。
全く元手を使わず、月々お小遣いが入る?
今まで悩みの種だった古屋が、おいしい話になるかも?
本当においしい話になるかどうかは、実際に現場を調べ検討してみませんと判りませんが、一度正式に検討してみる価値はあると思います。
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